【今週の宿題】ネーミングセンス
カテゴリー:集団授業 宿題
こんにちは、蕨です。
色々なことが重なって、ブログの更新が大変遅くなってしまいました…。申し訳ありません。
まず、4月付で当塾で一緒に働いておりました笠嶋の方が退職となりました。
残念ではありますが、彼の今後がよいものであるよう、皆様にも応援をいただければ幸いです。
また、急であったために時間割の変更など、皆様にも多大な協力をいただいております。
ご迷惑をおかけしましたが、大変ありがとうございます。
さて、昨今、当塾では様々なテクノロジーを導入しています。
ユーカリ教室からの安全なデータ同期のためのVPN(Virtual Private Network)
外部からの悪質なアクセスを防ぐUTM(Unified Threat Management)
ネットワーク上でデータを共有するNAS(Network Attached Storage)
何で全部アルファベット3文字なんですか!!!
なんとなく覚えられるものもありますが、そもそも英単語に馴染みがない場合にはもう暗記は厳しいです…笑
しかし、こういったネーミングが出来るのはアルファベットのいいところですね。
UTMなんて、日本語だと「統合脅威管理」とかいうなんともダサいネーミングに落ち着きます。
とはいえ、その意味がなかなかわかりづらいというのは否めないと思います。
「ネーミング」は学問にとっても重要です。
蕨がこの例としてよく挙げるのは「熱容量」という物理量です。
*熱容量・・・その物体の温度を1℃上げるために必要な熱量
なぜ、そんな名前なの?と思いませんか?
「熱容量」という言葉から想起されるイメージはおそらく「熱の入れ物」といったところなはずです。
しかし、上の熱容量の意味とは相容れないように思います。
これは、かつて「熱」というものが「熱素」という粒子であると考えられていたことに起因するネーミングです。
ですが、現代では「熱」とは「分子の運動エネルギーの移動」だとわかっているので、イメージが合わなくなっているんですね。
他にも、ここ数年で呼び方の変わった「遺伝」における「顕性の形質・潜性の形質」。
かつては「優性・劣性」と言っていましたが、「優劣」につながるイメージがよくないということで変更されました。
僕の好きなエピソードで、熱風が山から吹き下ろしてくる「フェーン現象」を日本語訳するとき、気象学者 岡田武松さんがこれを「風炎」と名付けたというのがあります。
音も「ふうえん」とほとんど変えずに、「熱い風」であることを示すこのネーミングセンス!!!
いやー…思いついた時はさぞ気持ちよかっただろうなぁ…笑
僕はよく授業で「名前の意味をちゃんと考えよう」と伝えています。
その名前には意味がある。だって名付け親がいますからね。
その意味を考えると、それが示すものが何なのか、よくわかります。
(自然発生的な名前はその限りではないかもしれませんが、理数系は間違いなく重要です)
数学でいえば、みんな大好き「偏差値」。これも何なんでしょう?
こういったことを考えると、理数系の勉強にも国語や英語の言語センスが必要なことがわかります。
そして、最新の研究については英語で論文を出すのが当たり前の現代、英語ネイティブであるアメリカが学問の世界で強いのは必然とも言えます。
みなさん用語を覚えようとするときは、その意味まで必ず思いを馳せてくださいね。
誰かが名付けたその名前には、大切な意味があります。
そう、みなさんの名前にも!
では今週の宿題です。
5/7(火)
中2数学α:WinPass p.49, 50, 54
中2数学β:WinPass② p.39-41
中2理科:WinPass② p.35,37
5/8(水)
中3社会:Keyワーク歴史Ⅱ p.108-113(今日進めたところまで)
中2英語:WinPass② p.40 大問1-3(5/9まで)、大問4-6(5/15まで)
中2国語:WinPass② p.192-193、漢字 p.139-140 No.1-36<次回テスト>
5/9(木)
中2英語:単語301-350(5/16テスト)、プリント(5/16提出)
中2社会:WinPass 室町時代
中3理科:WinPass 細胞分裂
中3英語:単語帳(毎日見開き4ページずつ)WinPass現在完了(2)、授業内で扱った長文の和訳
中3数学:WinPass③ p.46-大問1-3,p.47-大問1-3、(春テキ p.32,33,36,37)
5/10(金)
中1数学:WinPass① p.40-大問4-6,p.41-43
色々なことが重なって、ブログの更新が大変遅くなってしまいました…。申し訳ありません。
まず、4月付で当塾で一緒に働いておりました笠嶋の方が退職となりました。
残念ではありますが、彼の今後がよいものであるよう、皆様にも応援をいただければ幸いです。
また、急であったために時間割の変更など、皆様にも多大な協力をいただいております。
ご迷惑をおかけしましたが、大変ありがとうございます。
さて、昨今、当塾では様々なテクノロジーを導入しています。
ユーカリ教室からの安全なデータ同期のためのVPN(Virtual Private Network)
外部からの悪質なアクセスを防ぐUTM(Unified Threat Management)
ネットワーク上でデータを共有するNAS(Network Attached Storage)
何で全部アルファベット3文字なんですか!!!
なんとなく覚えられるものもありますが、そもそも英単語に馴染みがない場合にはもう暗記は厳しいです…笑
しかし、こういったネーミングが出来るのはアルファベットのいいところですね。
UTMなんて、日本語だと「統合脅威管理」とかいうなんともダサいネーミングに落ち着きます。
とはいえ、その意味がなかなかわかりづらいというのは否めないと思います。
「ネーミング」は学問にとっても重要です。
蕨がこの例としてよく挙げるのは「熱容量」という物理量です。
*熱容量・・・その物体の温度を1℃上げるために必要な熱量
なぜ、そんな名前なの?と思いませんか?
「熱容量」という言葉から想起されるイメージはおそらく「熱の入れ物」といったところなはずです。
しかし、上の熱容量の意味とは相容れないように思います。
これは、かつて「熱」というものが「熱素」という粒子であると考えられていたことに起因するネーミングです。
ですが、現代では「熱」とは「分子の運動エネルギーの移動」だとわかっているので、イメージが合わなくなっているんですね。
他にも、ここ数年で呼び方の変わった「遺伝」における「顕性の形質・潜性の形質」。
かつては「優性・劣性」と言っていましたが、「優劣」につながるイメージがよくないということで変更されました。
僕の好きなエピソードで、熱風が山から吹き下ろしてくる「フェーン現象」を日本語訳するとき、気象学者 岡田武松さんがこれを「風炎」と名付けたというのがあります。
音も「ふうえん」とほとんど変えずに、「熱い風」であることを示すこのネーミングセンス!!!
いやー…思いついた時はさぞ気持ちよかっただろうなぁ…笑
僕はよく授業で「名前の意味をちゃんと考えよう」と伝えています。
その名前には意味がある。だって名付け親がいますからね。
その意味を考えると、それが示すものが何なのか、よくわかります。
(自然発生的な名前はその限りではないかもしれませんが、理数系は間違いなく重要です)
数学でいえば、みんな大好き「偏差値」。これも何なんでしょう?
こういったことを考えると、理数系の勉強にも国語や英語の言語センスが必要なことがわかります。
そして、最新の研究については英語で論文を出すのが当たり前の現代、英語ネイティブであるアメリカが学問の世界で強いのは必然とも言えます。
みなさん用語を覚えようとするときは、その意味まで必ず思いを馳せてくださいね。
誰かが名付けたその名前には、大切な意味があります。
そう、みなさんの名前にも!
では今週の宿題です。
5/7(火)
中2数学α:WinPass p.49, 50, 54
中2数学β:WinPass② p.39-41
中2理科:WinPass② p.35,37
5/8(水)
中3社会:Keyワーク歴史Ⅱ p.108-113(今日進めたところまで)
中2英語:WinPass② p.40 大問1-3(5/9まで)、大問4-6(5/15まで)
中2国語:WinPass② p.192-193、漢字 p.139-140 No.1-36<次回テスト>
5/9(木)
中2英語:単語301-350(5/16テスト)、プリント(5/16提出)
中2社会:WinPass 室町時代
中3理科:WinPass 細胞分裂
中3英語:単語帳(毎日見開き4ページずつ)WinPass現在完了(2)、授業内で扱った長文の和訳
中3数学:WinPass③ p.46-大問1-3,p.47-大問1-3、(春テキ p.32,33,36,37)
5/10(金)
中1数学:WinPass① p.40-大問4-6,p.41-43